2012年03月21日

一年後の被災地を見てきて思うこと

今回、震災から一年たった被災地を見てきた。

一年後の現状はといえば、
・津波の被災地のがれきは、がれき置き場に集められ、山のように積まれている。
・津波に流された地区の住宅は基礎を残すのみとなっているが、ここに新しく家を建てようとしている気配は今のところまったくない。
・避難所に避難していた被災者は2年間の期限付きの仮設住宅に入居している。
・同じ被災地でも松島のように比較的被害が小さかった場所はすでに復興し、観光客も多く訪れている。

それから、これはあたりまえなんだけど、被災地は南北にとても長く存在している。
かつて東北に何年も住んでいたこの僕でさえ、この感覚を忘れていた。
新幹線や高速道路ができて、距離が縮んだように錯覚していたのかもしれない。
今回、海岸沿いをずっと北上してみて、改めてこの距離の長さを実感した。

この長い距離の海岸線に沿って津波の被災地がとても多く存在している。
また、同じ被災地でも津波の被害にあった地域とあわなかった地域でまったく様相が異なる。これは地形におおきく関係している。
それから、おなじ地区でも津波が達しなかった場所は家屋もそのまま残っている。

自治体別に見るとそれぞれ事情が異なる。
・一部の地区だけが津波に流された自治体
・市街地の大部分を流されてしまった自治体

また、それぞれの自治体の規模も異なる。
・仙台市のような大都市
・石巻や気仙沼などの地方都市
・女川町や南三陸町などの中小の自治体

津波の被害だけに目がいってしまいそうだけど、津波がこなかった地区でも、免震ではなかったマンションにひびが入ったり、傾いたりして住めなくなってしまった建物が多くあるそうだ。

横浜に住んで震災のニュースを見聞きしているだけでは被災地はどこも同じように考えてしまいがちだけれど、自治体、地区、集落それぞれで事情が異なる。
それぞれの地区の事情にあった復興計画が必要なのだと思う。

それになにより忘れてはいけないのは、原発事故の問題である。

今回見てきた光景は、僕も妻も息子も一生忘れないと思う。
posted by Tack at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと遠くまで
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