2016年01月07日

年が明けて

しばらく(というか、長い間)ブログの更新をさぼっていたら、あっという間に年が明けてしまった。
毎日こつこつ、というのがまったく向いていない僕なのです。

これから書くのは年末に伊東に行ったときの温泉での出来事。
その温泉には海側と山側のお風呂があり、男湯と女湯が毎日入れ替わる。
男湯は前日は山側だったのだが、その朝は場所が入れ替わり、海側のお風呂であった。

僕が入浴を済ませ、更衣室から出て行こうとしたところ、男の人(あたりまえですが)が入ってきた。
その方は、目が不自由らしく、壁を伝いながら歩いていた。
すれちがいざま、その方のつぶやきが聞こえた。

「オーシャンビューかぁ」

見ると、その方は、うれしそうににっこりと笑っていた。
まるで、閉じたまぶたの裏にその景色が見えるかのように。

風呂の入り口の外には人の気配がした。
きっと奥さんが、「あなた、きょうはオーシャンビューのお風呂ですよ。」といいながら風呂の入り口まで送ってきたのであろう。

なんだか、すごく、すがすがしい気持ちになった。


IMG_5242.jpg

伊東の街並み。遠くに初島が見える。
この記事へのコメント
心温まるエピソードと、とてもすてきなtackさんのお人柄とを垣間見ることができ、大変幸せな気持ちでおります。
思わず貴方様に私の憧れの方を重ねあわせてしまいました。
その方は、とても、とても真摯で優しすぎる方でした。時に痛々しくともどの様な窮地からも逃げず、信念と対峙し続ける頼もしい方でした。私は、その方の自信に満ちて優し過ぎるお背中が大好きでした。そのお背中は私を無条件に受け止め、心からの安心感を与えてくださりました。
今は只々、その方とご家族の皆様のご多幸を願ってやみません。
この様な私の愛おしい思い出を想起させて頂きまして、心より感謝しております。
あまりに歳を重ね過ぎ、白髪ばかりになってしまった者の独り言をお赦しくださいませね。そして、貴方様にも沢山の幸運が舞い降りますよう願っております 。
すてきな思い出をありがとうございます。
Posted by at 2017年12月18日 00:48
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